データ更新: 2026年7月25日時点

競艇データ分析|146,856レースで見るコース・決まり手・会場の傾向

BOAT RACE公式が配布する競走成績アーカイブから、2021年1月3日〜2026年7月25日の146,856レースを集計しました。印象論ではなく、実際の着順データが示す競艇の構造をご覧ください。

146,856集計レース
55.1%1号艇の1着率
52.4%決まり手「逃げ」
23対象ボートレース場
本日のレースをAIが採点した 競艇AI予想ボード も公開しています。

1. 艇番別の成績 — 1号艇はどれくらい強いのか

競艇が他の公営競技と決定的に違うのは、枠順そのものが極めて強い有利不利を持つ点です。集計結果は次のとおりです。

艇番出走数1着率2連対率3連対率
1号艇145,510
55.1%
72.6%
81.7%
2号艇145,540
14.1%
39.2%
57.8%
3号艇145,536
12.6%
34.0%
54.1%
4号艇145,488
10.1%
26.8%
46.7%
5号艇145,557
5.9%
17.9%
35.4%
6号艇145,539
3.1%
11.3%
27.0%

1号艇の1着率は55.1%。実に2レースに1回以上は1号艇が勝っている計算です。3連対率で見れば81.7%に達し、「1号艇を3着以内に固定する」という発想に統計的な裏付けがあることが分かります。

一方で6号艇の1着率はわずか3.1%。競馬の大外枠とは比較にならないほど、競艇の枠は結果を左右します。これは第1ターンマークまでの距離が内側ほど短いという、コース形状に由来する構造的な差です。

2. 決まり手の分布 — 半分以上が「逃げ」

決まり手件数割合
逃げ76,979
52.4%
まくり22,495
15.3%
差し18,983
12.9%
まくり差し17,186
11.7%
抜き9,998
6.8%
恵まれ1,215
0.8%

最多は逃げで全体の52.4%。さらに1号艇が勝ったレースに限ると、その決まり手は逃げ 95.0%、抜き 4.5%という内訳になり、1号艇の勝ちパターンはほぼ「逃げ」一本だと分かります。

裏を返せば、1号艇を負かすには「まくり」「差し」「まくり差し」といった外からの攻めが決まる必要があり、これらは合計しても4割程度です。1号艇の信頼度が高いのは、この決まり手の偏りからも説明できます。

3. 会場別の1号艇1着率 — 同じ競技でも水面が違えば結果が変わる

競艇は全国のボートレース場ごとに水面の性質が異なります。同じ1号艇でも、会場によって勝率は大きく変動します。

#ボートレース場対象レース数1号艇1着率
1丸亀5,642
64.7%
2大村6,903
62.5%
3徳山6,683
62.2%
4下関6,311
60.7%
5芦屋4,977
60.7%
6住之江6,805
58.6%
7尼崎5,929
58.3%
86,328
57.9%
9若松6,549
57.6%
10宮島6,458
57.5%
11常滑6,913
57.5%
12唐津6,032
55.5%
13児島6,506
54.9%
14びわこ5,671
54.4%
15蒲郡6,786
54.0%
16三国6,824
53.8%
17多摩川5,973
53.1%
18浜名湖6,650
51.4%
19桐生6,517
51.1%
20鳴門5,942
48.0%
21江戸川6,072
45.6%
22平和島6,421
44.8%
23戸田6,593
43.0%

最も1号艇が強い丸亀(64.7%)と、最も弱い戸田(43.0%)の差は21.7ポイント。これは「1号艇はだいたい5割強で勝つ」という全国平均だけを見ていては捉えられない、極めて大きな差です。

1号艇の信頼度は会場ごとに評価を変えるべきであり、これは予想において最も実用的な知見のひとつと言えます。

※ 福岡 は、配布アーカイブの着順データを本ツールが正しく解析できていないため、集計から除外しています(原因調査中)。

4. 級別の成績 — 実力差はどこまで数字に出るか

級別出走数1着率
A1218,581
27.1%
A2206,714
19.9%
B1394,189
10.8%
B253,686
4.7%

A1級とB2級では1着率に明確な差があります。ただし注意したいのは、この差が枠順の有利不利ほど大きくはないことです。1号艇と6号艇の差に比べれば、級別の差は穏やかです。競艇において「誰が乗るか」より「どこから出るか」が効くという事実は、予想の優先順位を考えるうえで重要です。

5. モーター2連対率は結果に効くのか

競艇ではモーターが抽選で割り当てられ、その調子が結果に影響すると言われます。モーター2連対率の帯ごとに、実際の1着率を集計しました。

モーター2連対率出走数1着率
0〜20%77,979
15.7%
20〜30%210,365
15.4%
30〜35%229,790
16.2%
35〜40%182,193
17.2%
40〜45%102,216
18.2%
45〜50%37,859
19.4%
50〜100%32,763
19.2%

モーター2連対率が高い帯ほど1着率も高い、という緩やかな右肩上がりの関係が確認できます。ただし最下位帯と最上位帯の差は数ポイントであり、枠順の差(55.1% 対 3.1%)に比べれば影響はずっと小さいと言えます。モーターは「決め手」ではなく「最後の一押し」として扱うのが妥当でしょう。

まとめ

データについて: 本ページの数値は、BOAT RACE公式が配布する競走成績アーカイブを取り込み、当サイトが独自に集計したものです。着順が正しく取得できたレースのみを対象とし、対象外となった13,272レースは集計に含めていません。他サイトのデータや予想を転載したものではありません。
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